大チョーラ朝寺院群
ブリハディーシュワラ寺院。ドラヴィダ様式の象徴でもある塔(ヴィマーナ)は高さ60m以上

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : インド 所在地 : Tamil Nadu state: Thanjavur and Perambalur districts 分類 : 文化遺産 登録年 : 1987年 範囲拡大年 : 2004年 登録基準 : (ii) (iii) 遺産の面積 : 0.2174㎢ バッファ・ゾーン : 0.16715㎢ 座標 : N10 46 59 E79 7 57

about

11世紀から12世紀にかけて建てられた3つの大寺院

9世紀から数百年にわたり南インドを支配したチョーラ朝の王たちが残したヒンドゥー教の寺院群です。11世紀から12世紀にかけて建てられた3つの大寺院があり、最初の首都タンジャーヴールには「ブリハディーシュワラ寺院」、次に遷都したガンガイコンダチョーラプラムにも同名の「ブリハディーシュワラ寺院」、そしてダラシュラムの「アイラーヴァテシュヴァラ寺院」です。これらの寺院は、建築・彫刻におけるチョーラ朝のすばらしい業績を今に伝えています。

それぞれ特徴のある寺院群

11世紀初頭ラージャラージャ1世により建てられたタンジャヴールの寺院は、直線的で厳格な雰囲気がありますが、ラジェンドラ1世によって建立され1035年に完成したガンガイコンダチョーラプラムの寺院は、高さ53メートルのヴィマーナ(聖域塔)を持ち、角が凹んで優雅な上向きの曲線を描く形状が特徴です。ラージャラージャ2世がダラシュラムに建立したアイラーヴァテシュヴァラ寺院は、高さ24メートルのヴィマーナと石造のシヴァ像を特徴です。

アクセス

ダンジャーヴールは、チェンナイ・エグモア駅から急行電車で6~7時間、またはエクスプレスバスで8時間。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

保有国 : インド
所在地 : Tamil Nadu state: Thanjavur and Perambalur districts
分類 : 文化遺産
登録年 : 1987年
範囲拡大年 : 2004年
登録基準 : (ii) (iii)
遺産の面積 : 0.2174㎢
バッファ・ゾーン : 0.16715㎢
座標 :N10 46 59 E79 7 57

アクセス

ダンジャーヴールは、チェンナイ・エグモア駅から急行電車で6~7時間、またはエクスプレスバスで8時間。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。