グアナカステ保護地区
海岸線から標高1,910mの山脈までの連続した範囲が世界遺産

遺産DATA

地域 : 中米・カリブ海 保有国 : コスタリカ共和国 所在地 : Guanacaste and Alajuela provinces 分類 : 自然遺産 登録年 : 1999年 範囲拡大年 : 2004年 登録基準 : (ix) (x) 遺産の面積 : 1,470㎢ 座標 : N10 51 0 W85 37 0

about

コスタリカの多様な自然環境の縮図

コスタリカ北西部に広がる『グアナカステ保護地区』は、国土面積(約5万1,000㎢)の約2%を占める約1,040㎢の陸地部分と、約430㎢の海域部分から構成されています。広範囲な地域を包含することで、標高2,000m以上の雲霧林やカリブ海側の熱帯湿潤林、太平洋側の熱帯乾燥林など多様な自然環境が保全されている地域となっています。陸地部分には上記のような様々な森林形態に加え、変化に富んだ海岸線や広大な湿地、無数の水路、標高1,916mのリンコン・デ・ラ・ビエハを頂点とするグアナカステ山脈などを含んでいます。一方、海域には無人島や小島が点在しています。沖合には栄養分を豊富に含んだ海流が流れる影響で植物プランクトンが多く、生物の重要な餌場となっています。

コスタリカ全種の3分の2が生息する多様な自然環境

多様な自然環境を持つグアナカステ保護地区は、生物多様性の面でも極めて重要な地域です。約7,000種の植物に加え、900種以上の脊椎動物、20,000種の甲虫類、1万3,000種のアリやハチの仲間、8,000種のチョウやガが生息していると推定されています。哺乳類ではジャガーやオセロットといったネコ科の動物をはじめ、多数の霊長類、40種以上のコウモリ、絶滅危惧種のベアードバクなどが確認されています。鳥類は約500種にのぼり、絶滅危惧種のマングローブエメラルドハチドリやヒワコンゴウインコ、危急種のミドリコンゴウインコやオオホウカンチョウなどが含まれています。また、爬虫類や両生類も同様に高い多様性を有しており、危急種のアメリカワニやメガネカイマンなどの生息地、オサガメの営巣地としても知られています。同じく危急種のヒメウミガメの貴重な繁殖地としても重要です。

グアナカステ保護地区
ヒワコンゴウインコなど、中米の貴重な動植物の生息地(©Diana/Adobe Stock)

アクセス

ダニエル・オドゥベール国際空港から車で約1時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。

遺産DATA

所在地 : Guanacaste and Alajuela provinces
分類 : 自然遺産
登録年 : 1999年
範囲拡大年 : 2004年
登録基準 : (ix) (x)
遺産の面積 : 1,470㎢
座標 :N10 51 0 W85 37 0

アクセス

ダニエル・オドゥベール国際空港から車で約1時間。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。