グアラニのイエズス会布教施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト、サンタ・マリア・マヨール(アルゼンチン側)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(ブラジル側)
アルゼンチンのサン・イグナシオ・ミニ。グアラニ・バロックという独自のバロック様式で建てられた

遺産DATA

地域 : 南米 保有国 : アルゼンチン共和国, ブラジル連邦共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1983年 範囲拡大年 : 1984年 登録基準 : (iv) 遺産の面積 : 2.6509㎢ 座標 : S28 32 51.1 W54 33 19.99(サン・ミゲル・ダス・ミソンイス)

about

1983年に登録されたブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイス

ブラジルとアルゼンチンの国境近くの熱帯林には、グアラニのイエズス会布教施設群が残っています。ここは、イエズス会宣教師が先住民であるグアラニ人と共同生活を送りながらキリスト教化を進めたレドゥクシオンの跡で、1983年に単独で世界遺産に登録されたブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスには、1735年から1745年にかけて築かれたバロック様式の聖堂の一部が残っています。この施設は、イエズス会がグアラニ人をキリスト教化し、奴隷商人などから保護するために設けた伝道所の跡です。しかし、18世紀末にイエズス会が新大陸から撤退すると、伝道所は廃墟となりました。

1984年に拡大登録されたアルゼンチン側の4か所の遺構

1984年には、アルゼンチン側で「サン・イグナシオ・ミニ」、「サンタ・アナ」、「ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレト」、「サンタ・マリア・マヨール」の4つの遺構が登録され、現在のようなトランスバウンダリー・サイトとなりました。18世紀初頭には約4,500人が暮らしていたとされるサン・イグナシオ・ミニは保存状態がよく、遺跡の中心にはイタリア人建築家ジョアン・ブラサネッリによる記念教会があります。幅2mの赤い砂岩の壁と陶製タイルの床が特徴で、グアラニ・バロック様式と呼ばれる建築や彫刻も残されています。

アクセス

【サン・ミゲル・ダス・ミソンイス】飛行機でポルト・アングレへ。そこから電車かタクシーでポルト・アングレ駅へ移動。ポルト・アングレ・バスターミナルからサン・ミゲル・ダス・ミソンイス行きの長距離バス約6時間。
【サン・イグナシオ・ミニ】飛行機でブエノスアイレスへ。国内線に乗り継ぎ約2時間でポサーダスに到着。そこからサン・イグナシオ・ミニまでは車で約1時間。ブエノスアイレスから長距離バスを利用すると約14時間。

執筆協力者PROFILE

アレセイア湘南高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。

遺産DATA

地域 : 南米
分類 : 文化遺産
登録年 : 1983年
範囲拡大年 : 1984年
登録基準 : (iv)
遺産の面積 : 2.6509㎢
座標 :S28 32 51.1 W54 33 19.99(サン・ミゲル・ダス・ミソンイス)

アクセス

【サン・ミゲル・ダス・ミソンイス】飛行機でポルト・アングレへ。そこから電車かタクシーでポルト・アングレ駅へ移動。ポルト・アングレ・バスターミナルからサン・ミゲル・ダス・ミソンイス行きの長距離バス約6時間。
【サン・イグナシオ・ミニ】飛行機でブエノスアイレスへ。国内線に乗り継ぎ約2時間でポサーダスに到着。そこからサン・イグナシオ・ミニまでは車で約1時間。ブエノスアイレスから長距離バスを利用すると約14時間。

執筆協力者PROFILE

アレセイア湘南高等学校教諭/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。