about
二重壁による都市防衛網を有する円形都市
イラク北部に位置するハトラは、ユーフラテス川とチグリス川にはさまれた半砂漠地帯にある古代の要塞都市で、パルティア王国(紀元前200年頃~紀元後220年)の中で保存状態も良く、宗教的、商業的な中心地として栄えました。ハトラは二重壁による都市防衛網を有する円形のデザインが特徴で、トラヤヌス帝率いるローマ軍を退け、難攻不落の都市として名を上げました。中心部に残る神殿などは、ギリシャやパルティア、ローマ文明の影響を受けながら発展したバビロニア文明を示す証拠となっています。
紛争によって傷つけられて危機遺産に
イラクを象徴する遺跡の1つで、同国初の世界遺産としても知られるハトラは、過去の紛争の影響で一部が損壊しています。IS(イスラム国)によって2015年に占拠され、遺跡がつるはしや銃などで破壊されたことで、その年に危機遺産となりました。ハトラの遺跡は2017年にISから奪還されました。近年、彫刻が復元されるなど、少しずつですが復旧が進んでいます。
アクセス
2026年2月現在、イラクのほとんどの地域に外務省が定める渡航危険レベル4(退避勧告)か3(渡航中止勧告)が出されている。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマンで、知識量よりも考え方の多様性を充実させることに重きを置く。暫定リスト入りを目指している「四国八十八箇所霊場と遍路道」で、お接待などで外国人やお遍路さんに遍路文化や世界遺産の魅力を伝える活動をライフワークにしている。趣味は辺境地の世界遺産巡り、世界遺産関連の書籍や手ぬぐいの収集、発酵食品作りなど。
アクセス
2026年2月現在、イラクのほとんどの地域に外務省が定める渡航危険レベル4(退避勧告)か3(渡航中止勧告)が出されている。
執筆協力者PROFILE
民間企業勤務のサラリーマンで、知識量よりも考え方の多様性を充実させることに重きを置く。暫定リスト入りを目指している「四国八十八箇所霊場と遍路道」で、お接待などで外国人やお遍路さんに遍路文化や世界遺産の魅力を伝える活動をライフワークにしている。趣味は辺境地の世界遺産巡り、世界遺産関連の書籍や手ぬぐいの収集、発酵食品作りなど。
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