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なだらかな稜線を描くマウナ・ロア山
ハワイ島南東部に位置するハワイ火山国立公園には、固まった溶岩でできた荒野や吹き上がる硫黄の蒸気など、火山地帯ならではの光景が広がっています。国立公園内にあるマウナ・ロア山は、ハワイ語で「長い山」を意味する名前の通り、海底部分にまですそ野が広がる世界最大の活火山です。楯状火山で、溶岩の粘度が非常に低いため、なだらかな稜線を描いています。1984年までは数年に一度の頻度で噴火を繰り返し、直近では2022年11月に噴火しました。
現在も活発な活動を続けるキラウエア山
マウナ・ロアの東にある標高約1,250mのキラウエア山は、世界で最も活発な火山と言われています。1983年以降、断続的な噴火が観測されており、2018年の噴火時には溶岩が住宅地まで流れ込んだため、2,000人以上が避難しました。また、2023年にはハレマウマウ火口で3度の噴火が発生しています。ネイティブ・ハワイアンにとって、この国立公園の土地は神が宿る神聖な場所であり、女神ペレホヌアメア(ペレ)はキラウエア山頂のハレマウマウ火口に住んでいると信じられています。
アクセス
コナ国際空港からハワイ火山国立公園まで、11号線(ママラホア・ハイウエイ)を経由して2時間〜2時間30分。ヒロ国際空港からは45〜55分。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
Details
マウナ・ロア山
Mauna Loa
カウ砂漠
Ka‘ū Desert
ハレマウマウ火口
Halemaumau Crater
プウ・オオ火口
Pu'u'ō'ō
アクセス
コナ国際空港からハワイ火山国立公園まで、11号線(ママラホア・ハイウエイ)を経由して2時間〜2時間30分。ヒロ国際空港からは45〜55分。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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