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手つかずの環境が残る絶海の孤島
ハード島とマクドナルド諸島は、オーストラリア西部のパースから南西に約4,100㎞、南極大陸からは北に約1,700㎞の場所に浮かぶ島々です。登録範囲の総面積は約6,589㎢におよび、そのうち陸地は5%強にあたる約370㎢のみで、残りの大部分は海域が占めています。陸地はケルゲレン海台が海面上に露出して形成された、極めて孤立した火山性の島嶼群です。絶海の孤島であり、気候条件も非常に厳しいことから、人間の手がほとんど入っていません。事実上外来種が存在しないことから、原初的な島嶼生態系の広がる貴重な環境となっています。
気候変動と生態系研究における重要な指標
ハード島は島の約70%が氷河に覆われており、急峻な地形と降水量の多さ、また氷河が比較的浅いことなどから、流れが速いという特徴を持っています。そのため、他の氷河と比較しても気候変動の影響を早く受けやすく、後退などの変化がいち早く現れることから、気候変動のモニタリングにおいて重要な存在となっています。また、ハード島とマクドナルド諸島は、亜南極圏で唯一現在も活発な火山活動が観測されている島々でもあります。マクドナルド諸島では世界遺産登録後の噴火により島の面積がおよそ2倍に拡大しました。こうした火山活動や地質構造は、海盆や大陸の形成過程における地殻プレートの働きや、マントル起源の活動を研究する上で重要な手掛かりとなっています。
アクセス
厳格な立ち入り制限が取られており、観光目的での立ち入りは許可が必要。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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厳格な立ち入り制限が取られており、観光目的での立ち入りは許可が必要。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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