about
多くの固有種や絶滅危惧種の生息地・繁殖地
南太平洋ポリネシアの東端に位置する英領ピトケアン諸島のひとつで、面積37㎢の環状サンゴ礁の無人島です。17世紀初頭にスペイン人が上陸しましたが、18世紀以降は無人島となり、手つかずの原始のままの環境が残りました。ここには固有種が多く生息しており、飛べない鳥ヘンダーソンクイナをはじめとして陸鳥4種すべてが固有種です。また絶滅危惧種のヘンダーソンミズナギドリの唯一の繁殖地となっています。
世界中から海洋プラスチックごみが集積
最も近い主要な人口密集地から5,000km以上離れているにもかかわらず、ヘンダーソン島の白い砂浜にあふれるのは、世界中から流れ着いたゴミの山です。ほとんどがプラスチックで、海に投棄された後も溶解することなく世界の海を漂って海流に乗り、まるでベルトコンベアーに乗せられたかのようにここに運ばれてきます。ヘンダーソン島は、世界で最もプラスチックごみが高密度に集積されている地域とも言われます。漂着したプラスチックごみは約3,700万個と推定され、生態系への悪影響が懸念されています。
アクセス
英領ピトケアン諸島へのアクセス方法は船のみ。ヘンダーソン島に上陸するには許可証が必要。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
英領ピトケアン諸島へのアクセス方法は船のみ。ヘンダーソン島に上陸するには許可証が必要。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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