「ヘラクレスの塔」という名称は、中世以降に作られた伝承に基づくといわれている
about
船を導くガリシア地方のランドマーク
ヘラクレスの塔は、ローマ人が1世紀後半に建設して以来、スペイン北西部のコルーニャ港入り口で灯台や陸標(ランドマーク)としての役目を担ってきました。高さ55mのこの塔は現役で稼働する最古の灯台として有名です。現在の姿は18世紀末に修復されたものですが、土台にはローマ帝国時代の部分も残っています。かつて塔のあるガリシア地方は「ブリガンティウム」と呼ばれ、この地を治めたケルト人の一派が海岸沿いに幾つもの見張り塔を建てました。その後、一帯を占領したローマ人が見張り塔の1つを灯台に改築し「ブリガンティウムの塔」と名付けたと言われています。そしてスペイン統一後に、ケルト文化と関係のない「ヘラクレスの塔」と改名されました。
アクセス
ア・コルーニャのバスターミナルから最寄りのバス停サント・トマスまで約20分。
執筆協力者PROFILE
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
アクセス
ア・コルーニャのバスターミナルから最寄りのバス停サント・トマスまで約20分。
執筆協力者PROFILE
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
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