about
17世紀の宗教的寛容を象徴する木造教会群
ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会群は、17世紀中期の宗教戦争(三十年戦争)後、ハプスブルク家のカトリック支配下の中、プロテスタント社会に対する宗教的寛容さを示す必要性に迫られ建設されました。建設に際しては、石やレンガの使用が禁じられ、木材と土を主材料とするという厳しい条件下でありながらも、複雑かつ先駆的な建築技術が駆使されました。木造建築としてはヨーロッパ最大級の規模を誇り、耐久性に優れた構造を持っています。今日までその壮麗な姿を保ち続けており、木造宗教建築の最高峰として評価されています。
ルター派教会を表現した独自の建築様式
両教会はルター派教会を表現するために独自の建築様式が採用されています。特に、シフィドニツァの教会は1654〜1655年に、ヤヴォルの教会は1656〜1657年に建設され、いずれもギリシャ十字の平面を持つ三廊式のバシリカ構造を採用しています。ハーフティンバー造りの素朴な外観ですが、内部はバロック様式で装飾され、壁面や天井に美しい絵画が施されています。
アクセス
ヤヴォルへはワルシャワから電車かバスで約5~6時間。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ヤヴォルへはワルシャワから電車かバスで約5~6時間。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す