about
アジアの森が交差する自然遺産
ミャンマー国境沿いのテナセリム山脈に広がる『ケーン・クラチャーン森林関連遺産群』は、約4,100㎢の広さを誇ります。タイ最大の国立公園を含み、常緑樹林や落葉樹林など6種類の森林が広がり、標高37~1,231mにわたる変化に富んだ地形が多様な環境を育んでいます。この地域は、北の温帯性と南の熱帯性の動植物が出会う境界の森であり、通常は同じ場所では見られない多様な種が共存しています。トラやアジアゾウなど大型哺乳類の重要な生息地であり、約459種の野生動物、81種の希少種、48種の固有種が確認されている世界的にも貴重な生物多様性の宝庫です。
希少な動植物が息づくエリア
『ケーン・クラチャーン森林関連遺産群』は、長らく姿を消していたシャムワニなど、絶滅危惧種を含む希少な動物が生息する森です。また、2015年には園内で新種のバラ科植物が発見され、世界で唯一この場所だけに存在する植物も複数確認されています。険しい山々と丘陵がつくり出す多様な環境は、熱帯系と温帯系の動植物が共存する稀有な舞台となっています。このような環境は研究者からも注目を集め、タイ国内はもちろんアジア全体にとって重要な生態系のモデルとされています。
アクセス
バンコクから森林関連遺産群まで車で約3時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
アクセス
バンコクから森林関連遺産群まで車で約3時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
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