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スペインからオスマン帝国へ
アルジェリアの首都アルジェには、イスラムの城塞地区が残ります。16世紀にはスペインに侵略されたこの地は、地中海支配の拠点とすべく、幾つもの要塞が築かれていました。しかし、ほどなくしてこの地域を奪回した人物がいました。海賊の首領であったバルバロス・ハイレッディンです。彼は赤褐色の髪とひげをもつため「赤ひげ」と呼ばれていました。彼はこの地をオスマン帝国に献上すると、地方長官に任命され、以後キリスト教国の商船から略奪した財宝や人質の身代金でカスバの礎を築いていきました。カスバとは本来「城塞」を意味しますが、現在はアルジェの旧市街のことをカスバと呼びます。ただし、その後のフランスの植民地支配により、当時の建物はほとんど破壊され、当時の面影はわずかしか残されていません。
多くのイスラム建築が姿を消した
19世紀に入ると、フランスの介入が顕著になってきて、1830年にはフランスがアルジェを占領し、以後132年にも渡ってアルジェリアはフランスの支配下になりました。アルジェはアルジェリアの中心地でもあったので、フランスはここを「北アフリカのパリ」とするために都市改造計画を進めました。その影響でカスバの城壁の大半は破壊され、多くのモスクが姿を消しました。その中でも残っている有名なものが1660年建立のジェディド・モスクです。高さ24mの中央円蓋や象牙製のミフラーブ(メッカの方向を示す壁龕)を持っており、ミナレットにはマグリブの伝統形式に則ったランタンが残っています。イスラム都市特有の迷宮都市の要素も少なからず残っているのですが、近年は建物の老朽化と荒廃が進んでいて、課題となっています。
アクセス
首都アルジェのウアリ・ブーメディアン空港から車で約40分。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
首都アルジェのウアリ・ブーメディアン空港から車で約40分。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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