古代カルタゴ都市ケルクアンとそのネクロポリス
ケルクアンの都市遺跡。イタリア半島の近くに位置しながらも、ローマ帝国により再建されなかった(©Jeanhousen/Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0

遺産DATA

地域 : アフリカ 保有国 : チュニジア共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1985年 範囲拡大年 : 1986年 登録基準 : (iii) 遺産の面積 : 0.001119㎢ 座標 : N36 56 47.004 E11 5 57

about

現存する唯一のフェニキア・ポエニ都市の例

ケルクアンのポエニ都市は、海を見下ろすボン岬の先端に位置し、フェニキア人によるカルタゴ時代の都市計画の貴重な証拠となっています。カルタゴ、ティルス、ビブロスとは異なり、このフェニキア都市の上にはローマ都市が建設されることはなく、その港、城壁、住宅街、商店、工房、通り、広場、神殿、ネクロポリスが紀元前3世紀の姿のまま残されています。カルタゴの町ケルクアンの遺跡は1952年に発見され、発掘調査が行われました。この遺跡で最も古い証拠は紀元前6世紀に遡ると考えられていますが、現在見ることのできる遺構は紀元前4世紀末から紀元前3世紀前半のもので、高度な都市計画が確認できます。アルグ・エル・ガズワニのネクロポリスは、町から1キロ未満の岩の丘の上に位置し、この時代のポエニの葬祭建築の貴重な証拠となっています。この遺跡はケルクアンの大ネクロポリスの中でも最も保存状態の良い部分で、その墓はボン岬の沿岸丘陵地帯に点在しています。

アクセス

ヨーロッパの主要都市(パリ、イスタンブール、ドバイなど)を経由して、チュニス・カルタゴ国際空港へ。チュニスからナブール(Nabeul)やケリビア(Kelibia)行きのバスを利用し、そこからタクシーでケルクアンへ。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。

遺産DATA

地域 : アフリカ
分類 : 文化遺産
登録年 : 1985年
範囲拡大年 : 1986年
登録基準 : (iii)
遺産の面積 : 0.001119㎢
座標 :N36 56 47.004 E11 5 57

アクセス

ヨーロッパの主要都市(パリ、イスタンブール、ドバイなど)を経由して、チュニス・カルタゴ国際空港へ。チュニスからナブール(Nabeul)やケリビア(Kelibia)行きのバスを利用し、そこからタクシーでケルクアンへ。

執筆協力者PROFILE

NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター(世界遺産アカデミー賞)

民間企業勤務のサラリーマン。趣味は世界遺産と言語。「リラの僧侶」の名で世界遺産ポッドキャスト「ニュースで読み解く世界遺産」のラジオパーソナリティーを担当。好きな世界遺産はリラの修道院。