about
圧倒的技術の木造教会群
フィンランド国境近く、オネガ湖に浮かぶキージ島にある木造教会群。教会や墓地のある集落を意味する「ポゴースト」に、釘を一本も使っていない木造教会があります。これらの教会が建造された背景には、ロシア正教が浸透してきたことで、先住民の神聖な場所に教会が建てられたことがあります。この教会が木材で造られていたことから優れた木造建築技術がこの地に発展し、「釘を使わないで造られた木造教会」が完成することになりました。
玉ねぎ型ドーム「プレオブラジェンスカヤ教会」
代表的な建築物は、22個の「玉ねぎ型ドーム」が際立つ「プレオブラジェンスカヤ教会」です。最初は1つしかなかったドームは、キリスト教の四使徒を象徴する4つの小ドームが加えられ、その後さらに数が増えて現在の姿になったという経緯があります。小ドームの外観は、光の加減によって銀色のような光沢を放つように仕上げられています。また、内部も特徴的で、天井には多彩な彩色が施されており、イコンで美しく装飾されています。教会の南側には、主ドームを囲む8つの小ドームを持つ「ポクロフスカヤ教会」も建っています。
アクセス
モスクワ・サンクトペテルブルクなどからペドロザヴォーツクへ移動。そこから船で1時間半(夏季のみの運航) 。なお、2025年11月時点で外務省よりロシア連邦全域に渡航中止勧告が出ている。
執筆協力者PROFILE
保育士の資格を取得後、2005年より児童関係の仕事に就く。仕事をしながら社会福祉士の資格を取得し、興味を持っていた世界遺産検定にも挑戦。世界遺産検定1級を複数回合格。現在は仕事と並行しながら保育や世界遺産を中心としたブログも執筆している。
アクセス
モスクワ・サンクトペテルブルクなどからペドロザヴォーツクへ移動。そこから船で1時間半(夏季のみの運航) 。なお、2025年11月時点で外務省よりロシア連邦全域に渡航中止勧告が出ている。
執筆協力者PROFILE
保育士の資格を取得後、2005年より児童関係の仕事に就く。仕事をしながら社会福祉士の資格を取得し、興味を持っていた世界遺産検定にも挑戦。世界遺産検定1級を複数回合格。現在は仕事と並行しながら保育や世界遺産を中心としたブログも執筆している。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す