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世界最大のトカゲ「コモドオオトカゲ」の生息地
コモド国立公園は、世界最大のトカゲであるコモドオオトカゲの唯一の生息地として知られています。この巨大な爬虫類は、体長は最大3m、体重100kg以上に達します。かつてインドネシアとオーストラリアには大型のトカゲが生息していましたが、その多くは絶滅してしまい、コモドオオトカゲはその最後の種だと考えられています。コモドオオトカゲの歯の間からは、獲物の血液の凝固を妨げ失血させる毒が出ることが分かっており、その毒を使って狩りを行っています。
プレートが出会う場所に広がる、陸と海の生命の宝庫
2つの大陸プレートが接する場所に位置するコモド国立公園は、火山島であるコモド島やリンチャ島、パダル島などの主要な島と小スンダ列島の小さな島々で構成されています。熱帯の島々でありながら緑は少なく、また周辺の海域は潮流が強いこともあり、世界でも栄養分の豊かな海だとされています。そのため、島の周辺は美しいサンゴ礁が広がる海洋生物の保護区となっており、世界遺産には陸上と海洋を含む約2,190㎢が登録されています。
乾燥したサバンナと熱帯の森が織りなす独特の生態系
コモド国立公園の陸上生態系は、乾燥したサバンナと熱帯の森が混在する独特な環境です。この地域は、オーストラリアとアジアの動植物が交差する「ウォレス線」に位置し、独自の進化を遂げた種が多く見られます。例えば、ティモールジカやオレンジ足ツチドリなどの固有種が生息しています。また、乾燥した気候に適応した植物群も多く、サバンナの草原や乾燥林が広がっています。
アクセス
玄関口であるラブアンバジョでツアーに参加するのが一般的。ラブアンバジョへはジャカルタやバリ島から国内線で1~2時間ほど。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
玄関口であるラブアンバジョでツアーに参加するのが一般的。ラブアンバジョへはジャカルタやバリ島から国内線で1~2時間ほど。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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