about
シルクロードを輝かせた中世都市
『クフナ‐ウルゲンチ』は、トルクメニスタン北西部のアム川のほとりに広がる古代都市です。古くはアケメネス朝の一部で、10世紀末にはホラズム朝の都として大きく発展しました。旧市街には11~16世紀の遺跡が残り、モスクや隊商宿の門、要塞都市跡、霊廟、そして高さ60mのミナレットなどが点在します。これらは当時の建築技術の粋を集めたもので、土や焼成レンガで作られた建物からは中央アジアのイスラム建築の多様な装飾や工法を学ぶことができます。その優れた技術は周辺地域やムガル帝国にも大きな影響を与えました。
イスラム建築が花開いた“伝統の見本市”
この都市に残る遺跡群には、イスラム建築の発展を示す要素が数多く見られます。特に、ドーム内部を飾るムカルナス(アラビア語で鍾乳石の丸天井を意味する立体的な装飾)は、地元の職人によって高度に洗練され、世界的にも高く評価されています。単室のドーム建築から複雑な構造を持つ建物まで、多様な工法が使われているのも特徴です。また、テラコッタのアラベスク模様や鮮やかなエナメル装飾は、中央アジアの美意識を象徴するものです。現在、この地は失われたホラズム文化の貴重な証拠として残っており、地域の巡礼地としても多くの人々に大切にされています。
アクセス
アシガバートから車で約7時間半。※トルクメニスタンでは基本的に自由旅行は認められていない。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
アクセス
アシガバートから車で約7時間半。※トルクメニスタンでは基本的に自由旅行は認められていない。
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世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
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