about
ボヘミア王国に富をもたらした銀山の街
クトナー・ホラは、チェコ共和国の中央部にある都市で、首都プラハから東へ65㎞に位置します。中部ボヘミア地方の山あいにある小さな街でしたが、13世紀後半に銀鉱脈が発見されたことで、一躍ボヘミア王国にとって経済的な要地として発展しました。銀生産による富を得て、14世紀から15世紀に聖堂などの多くの壮麗な建物がつくられ、ヨーロッパ中央部の建築物に影響を与えました。18世紀には銀鉱脈の枯渇により街は衰退していきましたが、繁栄した時代の記憶を残す街並みは残されました。
銀山都市の面影を残す教会と聖堂
街の中心である歴史地区にある聖バルボラ教会は、銀の富をもとに1388年に建設が開始され、フス戦争による中断を経て1565年に完成しました。後期ゴシック建築の至宝と呼ばれ、五廊式の構造を持ちます。聖堂の内部には、中世の鉱山町の人々の生活を描いたフレスコ画も見られます。歴史地区から北東に1.5㎞離れたセドレツ地区には、聖母マリア大聖堂があります。それは13世紀にゴシック様式で創建されましたが、18世紀初頭にバロック様式で改装されました。これらの教会と大聖堂は、銀鉱山で繁栄した中世の姿を現在に残しており、特に聖バルボラ教会は中央ヨーロッパの建築に大きな影響を与えたことが、世界遺産の登録に際しては高く評価されました。
アクセス
プラハ中央駅からクトナー・ホラ本駅まで電車で約1時間。時間帯によりコリーン(Kolín)駅経由となる。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
アクセス
プラハ中央駅からクトナー・ホラ本駅まで電車で約1時間。時間帯によりコリーン(Kolín)駅経由となる。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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