ラホール城とシャーラマール庭園
ラホール城のアーラムギーリー門(写真奥)は、象に乗った隊商が通れるように設計されているそう

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : パキスタン・イスラム共和国 分類 : 文化遺産 登録年 : 1991年 危機遺産 : 2000年~2012年 登録基準 : (i) (ii) (iii) 座標 : N31 35 25 E74 18 35

about

アクバル以降3代の皇帝が築いたムガル建築の傑作

ラホールはパキスタン北東部、インドの国境付近にある都市で、ムガル帝国第3代皇帝のアクバル(在位:1542~1605)はこの地に都を置き、11世紀以前から伝わる城砦を再建する形で現在のラホール城を築きました。彼は焼成レンガと赤砂岩を特徴的に用いて、謁見の間であった「ハーネ・ハース・オ・アーム」などの象徴的な施設を建造しました。次代のジャハーンギール(在位:1605~1627)は、アクバルが着工した広大な北側の中庭を完成させると主に、砦の北壁や北西壁に装飾を施しました。さらに次代のシャー・ジャハーン(在位:1627~58)は、白大理石をふんだんに用いた「真珠のモスク」や謁見の間「ディーワーネ・アーム」、世界で最も美しい宮殿の一つとも言われる「シーシュ・マハル」などの豪奢な建造物を築いています。これらの建造物はムガル帝国の建築様式の優れた見本を構成しています。

シャー・ジャハーンが造営したペルシア式庭園

1641年から1642年にかけて造営されたこの庭園は、伝統的な中世イスラム庭園にペルシアの影響を加えたもので、ムガル芸術の頂点を示すものとも言われています。この庭園は、南から北へと続く3つのテラスで構成され、赤砂岩の壁に囲まれた規則的な設計で、上下のテラスには四角い花壇が、狭い中間のテラスには細長いブロックが配置されています。

アクセス

アッラーマ・イクバール国際空港(ラホール)からラホール城まで車で30~60分。

執筆協力者PROFILE

達川 恭之
達川 恭之
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。

遺産DATA

分類 : 文化遺産
登録年 : 1991年
危機遺産 : 2000年~2012年
登録基準 : (i) (ii) (iii)
座標 :N31 35 25 E74 18 35

アクセス

アッラーマ・イクバール国際空港(ラホール)からラホール城まで車で30~60分。

執筆協力者PROFILE

達川 恭之
達川 恭之
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。