about
塩分濃度の高い砂漠湖「トゥルカナ湖」
『トゥルカナ湖国立公園群』は、トゥルカナ湖東岸にあるシビロイ国立公園、湖に浮かぶ火山島のセントラル・アイランド国立公園、同じく火山島のサウス・アイランド国立公園の3つの国立公園を合わせた、総面積約1,600㎢に及ぶエリアから構成されています。トゥルカナ湖はアフリカ大陸を南北に縦断する大地溝帯に沿って位置しており、アフリカで4番目に大きな湖であると同時に、世界最大級の砂漠湖としても有名です。また、東アフリカに存在する湖の中では最も塩分濃度が高いという特徴があります。その息をのむような美しい色から「翡翠の海」とも呼ばれています。
動植物の楽園と初期人類史跡
この地域では、フラミンゴや渡り鳥など350種以上の鳥類が見られ、動植物の貴重な研究地区となっています。鳥類の他にもナイルワニやカバ、ヘビ類が多く生息しているほか、陸生哺乳類や軟体動物の化石も多数出土されています。東岸のコビ・フォラでは、1969年に猿人であるパラントロプス・ボイセイの化石が発見されたことを皮切りに、ホモ・ハビリス、ホモ・エレクトゥスなど初期人類の化石も多く見つかっています。これらはかつてこの一帯に湿潤森林が広がっていたことを示すもので、古環境や人類の進化の過程を探る上での重要な史料となっています。
アクセス
首都ナイロビから最寄り街のロドワルまで飛行機で約1時間40分。または、ナイロビから国立公園群まで車などの陸路で2〜3日。(セントラル・アイランド、サウス・アイランドへはボートで入島)
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
アクセス
首都ナイロビから最寄り街のロドワルまで飛行機で約1時間40分。または、ナイロビから国立公園群まで車などの陸路で2〜3日。(セントラル・アイランド、サウス・アイランドへはボートで入島)
執筆協力者PROFILE
広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す