ラヴォー地域のブドウ畑
ブドウ畑は観光列車やレマン湖の遊覧船から望む景色も人気

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : スイス連邦 分類 : 文化遺産 登録年 : 2007年 登録基準 : (iii) (iv) (v) 遺産の面積 : 8.98㎢ バッファ・ゾーン : 14.08㎢ 座標 : N46 29 31 E6 44 46

about

テラスのようなブドウ畑、教会や城、民家が交ざり合う独特の風景

スイス、ローザンヌ東部郊外からモントレー郊外シヨン城までの約30㎞にわたって、レマン湖畔の丘陵に広がる地域はスイス屈指のワイン産地です。ローマ時代にワイン生産が始まりましたが、組織的な生産が始まったのは、カトリック修道会であるベネディクト会とシトー会がラヴォーを支配した11世紀頃とされています。その後、盛んになったワイン製造のために湖畔を徐々に開発し、14世紀には現在のような石壁で区切られた段々畑が築かれました。その結果、急斜面のブドウ畑の間に民家やワイン工場が点在する独特の景観が生まれました。段々状に続くテラスのようなブドウ畑、教会や城、ワイン貯蔵室、生産者の住居からなる村が織り成す文化的景観は、人々がこの地の都市化を拒み、伝統的なワイン生産を約10世紀にわたって受け継いできた賜物です。

アクセス

チューリッヒ中央駅からローザンヌまでは特急列車で約2時間30分。ローザンヌからキュリー(ラヴォー地域)まで列車で約10分。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。

遺産DATA

保有国 : スイス連邦
分類 : 文化遺産
登録年 : 2007年
登録基準 : (iii) (iv) (v)
遺産の面積 : 8.98㎢
バッファ・ゾーン : 14.08㎢
座標 :N46 29 31 E6 44 46

アクセス

チューリッヒ中央駅からローザンヌまでは特急列車で約2時間30分。ローザンヌからキュリー(ラヴォー地域)まで列車で約10分。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。