about
プレート衝突で生まれた高峰
インドネシア・パプア州に位置する『ロレンツ国立公園』は、赤道付近に氷河が存在する世界でも稀な地域です。太平洋プレートとオーストラリアプレートの衝突地帯にあり、現在も造山活動が続いています。園内にはインドネシア最高峰のプンチャック・ジャヤ山(4,884m)がそびえ、雪を頂く山脈から湿地や海岸まで、約150㎞にわたる多様な地形が広がります。氷河や湖、モレーンなど、氷河期の名残を今に伝える地形が数多く見られ、地球のダイナミックな進化の過程を体現する貴重な自然遺産です。
進化を続ける生命の宝庫
総面積は約235万㏊を誇り、東南アジア最大の単一保護区です。雪を頂く高山から熱帯の低地まで、氷河帯・山地林・湿地・海岸部を含む多様な生態系がひと続きで残る、世界でも例のないほど貴重な地域です。ミユビハリモグラやハリモグラなどの単孔類をはじめ、100種以上の哺乳類、400種以上の鳥類が生息しています。高地には地域固有の種も多く、1994年に発見されたシロハラキノボリカンガルーなど、特殊な環境に適応した生物も確認されています。氷河地帯のブナ林はかつてゴンドワナ大陸に広がっていた植物の生き残りで、地球の多様な生命とその進化の営みを今に伝えています。
アクセス
ジャカルタ・スカルノハッタ空港からジャヤプラ・センタニ空港まで国内線で約7〜8時間、さらに乗り継ぎでワメナ空港へ約1時間30分。ワメナ空港から国立公園入口までは車で数時間から半日程度。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
アクセス
ジャカルタ・スカルノハッタ空港からジャヤプラ・センタニ空港まで国内線で約7〜8時間、さらに乗り継ぎでワメナ空港へ約1時間30分。ワメナ空港から国立公園入口までは車で数時間から半日程度。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
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