about
壮大な氷河と湖が織りなす自然の美
ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチン・パタゴニア地方のサンタクルス州に位置し、面積は約60万ヘクタールに及びます。南パタゴニア氷原から流れ出す47の大氷河が特徴で、最も大きいのがウブサラ氷河、最も動きが活発なのがペリト・モレノ氷河です。これらの氷河は、氷河作用によって形成された湖(アルヘンティーノ湖やビエドマ湖など)に氷山を放出し、訪れる人々に壮大な自然の景観を提供しています。そのほか氷河の侵食作用によって生まれたモレーン(氷堆石)などの地形も広がっています。
多様な生態系と希少な動植物の宝庫
ロス・グラシアレス国立公園は、亜南極の森林から乾燥したパタゴニアステップ地帯まで、多様な生態系を有しています。特に、絶滅危惧種であるウエムル(南アンデスの小型シカ)や、アンドスコンドル、アンデスネコが生息しています。また、氷河周辺の高山植物や森林の多様性も注目され、自然保護の重要性が高まっています。
アクセス
エル・カラファテを拠点にツアーに参加するのが一般的。街から国立公園へはツアーバスで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
Details
ペリト・モレノ氷河
Perito Moreno Glacier
ウプサラ氷河
Upsala Glacier
ウエムル
Huemul / Hippocamelus bisulcus
ダーウィンレア
Darwin’s Rhea / Choique
アクセス
エル・カラファテを拠点にツアーに参加するのが一般的。街から国立公園へはツアーバスで約1時間半。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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