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標高2,430mに眠っていた謎の都市
マチュ・ピチュ(ケチュア語で「老いた峰」)は、標高約2,430mの位置に築かれたインカ帝国の都市遺跡で、その都市の誕生は15世紀半ばとされています。16世紀にインカ帝国がスペイン人に征服されたときに放棄されましたが、1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムがマチュ・ピチュを発見し世界に知られるようになりました。
天空に築かれた計画都市と高度な技術
総面積約5㎢あるマチュ・ピチュの都市部分は計画的に築かれており、トウモロコシやジャガイモなどの畑も開墾され、灌漑施設も充実しています。車輪や製鉄技術を持っていなかったにもかかわらず、狭い敷地内には水路や水くみ場が設けられ、宮殿や神殿も建設されました。このような建築物からも、インカの文明の高さをうかがい知ることができます。
手つかずの森が育む遺産と絶滅危惧種の聖域
アンデス高地とアマゾン川流域の境界域の一部を占める総面積約380㎢の遺跡一帯は、絶滅の危機に瀕するメガネクマや、ペルーの国鳥のアンデスイワドリなどの生息地域となっています。スペイン軍の破壊により忘れ去られ、人の手がほとんど入らないまま現存する遺構は貴重であり、現在も様々な保護策が講じられています。
アクセス
クスコかオリャンタイタンボから鉄道に乗ってマチュ・ピチュ村(アグアス・カリエンテス)へ行き、そこからシャトルバスで25分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
クスコかオリャンタイタンボから鉄道に乗ってマチュ・ピチュ村(アグアス・カリエンテス)へ行き、そこからシャトルバスで25分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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