about
海面上に露出したマントルからの噴出岩
長さ34km、幅5kmの小島・マックォーリー島は、タスマニア島の南東約1,500km、オーストラリア大陸と南極大陸のほぼ中間に位置している海洋島です。インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの衝突で隆起して誕生しており、その地形は、地球表面の大きな変動はプレートの境界で起こるという「プレートテクトニクス理論」の研究に貴重な資料を提供しています。また、地球上で唯一、海底よりさらに6km下のマントルから噴出した枕状玄武岩などの岩石が海面上に露出している場所でもあります。海洋地殻と上部マントルの構造・組成のわかる断面が現れており、数億年にわたって作用してきた「海底拡大」と地殻変動のプロセスを読み取ることができます。
固有種の大群が生む、野生美際立つ風景
広大な南極海に突き出た「小さな斑点」とも形容されるマックォーリー島には、ペンギンやアザラシの大群が生息し、野生の自然美が際立つ光景を生んでいます。ロイヤルペンギンはマックォーリー島と近隣のビショップ島、クラーク島に固有の種で、繁殖個体数は85万組以上と推定されており、世界最大級の海鳥の群れとみられています。キングペンギンも、2000年には繁殖個体数が約15万~17万組と推定されており、現在も増え続けています。険しくごつごつした崖には4種のアホウドリが巣を作り、巣作りの時期にはあちらこちらでその様子を見ることができます。ゾウアザラシも繁殖・子育ての時期にはこの島で大きな集団を形成しています。
アクセス
日本から直行便などでオーストラリアの主要都市へ。国内線でタスマニア島のホバートへ向かい、マックォーリー島に寄港する南極クルーズに乗船。許可された場合のみ上陸できる。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
日本から直行便などでオーストラリアの主要都市へ。国内線でタスマニア島のホバートへ向かい、マックォーリー島に寄港する南極クルーズに乗船。許可された場合のみ上陸できる。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
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