マデイラ島の照葉樹林
ポール・ダ・セラ高原周辺。「ラウリシルヴァ」と呼ばれる月桂樹の原生林が広がる

遺産DATA

地域 : ヨーロッパ 保有国 : ポルトガル共和国 分類 : 自然遺産 登録年 : 1999年 登録基準 : (ix) (x) 遺産の面積 : 150㎢ 座標 : N32 46 0 W17 0 0

about

固有種が生息する照葉樹林「ラウリシルヴァ」

首都リスボンから南西へ約1,000km離れた大西洋上にあるポルトガル領マデイラ島の照葉樹林は、約6,500万〜170万年前という、氷河期以前の太古の姿を残した森林地帯です。ラウリシルヴァと呼ばれる照葉樹林は生物多様性において重要な場所で、約90%が原生林であると考えられています。森林では昆虫やクモ類、軟体動物などを含む500種以上の固有の無脊椎動物が生息しており、マデイラ島を代表するエキウム・カンディカンスなど固有の植物も多く見ることができます。ここでは、少なくとも66種の固有な維管束植物が生息しています。鳥類でも2種の固有種が確認されており、その1つがマデイラ島を象徴するマデイラバトです。

アクセス

リスボン空港からマデイラ空港まで、飛行機(国内線)で約2時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。

遺産DATA

分類 : 自然遺産
登録年 : 1999年
登録基準 : (ix) (x)
遺産の面積 : 150㎢
座標 :N32 46 0 W17 0 0

アクセス

リスボン空港からマデイラ空港まで、飛行機(国内線)で約2時間。

執筆協力者PROFILE

ミド
ミド
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター/Podcast「行きたくなる世界遺産!」パーソナリティ

広島県出身。平和継承の入口として世界遺産検定を受験。現在は認定講師として大学、専門学校等で講座実施。2021年にポッドキャスト「行きたくなる世界遺産!」(地域情報/トラベル部門最高2位獲得)を開設しパーソナリティを務めつつ世界遺産関連施設で番組イベントを開催。