about
ポルトガル帝国の権力と絶対王政を体現する壮大な施設
マフラの王家の建物は、ジョアン5世によって1711年に構想され、彼が手がけた最も壮大な事業の 1 つであり、君主制と国家観を具体化して表現されたものです。ジョアン 5 世は優れた文化的・経済的条件に恵まれており、広大な多大陸帝国の強力な君主として、当時の他のヨーロッパの君主の中でも際立っていました。長方形の巨大な建築物は、王と王妃の宮殿、バシリカ、フランシスコ会修道院、そして36,000巻を収蔵する図書館がシームレスに統合しており、ポルトガル帝国の権力と影響力を象徴しています。
イタリアン・バロック様式を採用した世界的に重要な遺産
ジョアン5世は、ローマの偉大な教皇たちの時代のバロック様式に魅了され、ローマおよびイタリアン・バロックの建築的・芸術的モデルを採用しました。そのため、この建築物はイタリア国外において最もイタリアン・バロック建築らしい場所の一つとなっています。ローマで修練を積んだドイツ人建築家の起用を始めとして、当時の著名な芸術家に作品制作を依頼しました。バシリカには世界的にも稀有な2組のカリヨンや、同時に演奏できるよう設計・建造された6台の歴史的なオルガンが設置されているなど、その規模と芸術的価値においてもヨーロッパで最も重要な王室住居複合施設の一つとなっています。
宮殿と一体化した庭園・狩猟公園を含む多機能的構成
この複合施設は、壮大な建物本体だけでなく、幾何学的な配置を持つセルコ庭園と、王室の狩猟公園であるタパダによって完成されています。タパダは、王の私的な狩猟場としてだけでなく、宮殿と修道院の必要を満たすための農業と畜産の場としても創設されました。これらの要素が一体化していることにより、多機能な宮殿、整形された庭園、そしてタパダから成る稀有でほぼ完全なバロック様式の荘園となっており、その景観創造と領域管理は特筆すべきものです。この複合体は、デザインの一貫性、リズム、対称性において高い審美的品質を保持しています。
アクセス
リスボン北線で Mafra 駅まで約50分〜1時間。駅から宮殿までは徒歩で約20〜25分かタクシーで5分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
リスボン北線で Mafra 駅まで約50分〜1時間。駅から宮殿までは徒歩で約20〜25分かタクシーで5分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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