about
都市計画における2つの主要な形態
北イタリアのポー川渓谷に位置するマントヴァとサッビオネータは、ともに14~17世紀にこの地を支配したゴンザガ家ゆかりのルネサンス都市です。両都市は、ゴンザガ家が領土内で行ったルネサンス期の都市計画における2つの主要な形態を示しており、マントヴァは「既存の都市の再生と拡張」を、サッビオネータは「当時の理想の都市計画の理念の実現」をそれぞれ象徴しています。2つの街はルネサンス都市としての形成過程こそ異なるものの、ともにゴンザガ家の下でルネサンス期の都市、建築、芸術の理想が具現化されており、ルネサンス文化の発展に大きな影響を与えたのです。
再生・拡張した既存都市と理想を具現化した新設都市
マントヴァは、既存の都市をルネサンス期に再建、拡張したため、基本的な都市計画は不規則になっています。ローマ時代にまでさかのぼる街並みを持ち、11世紀に建造された円形の建物ロトンダや、バロック様式のビビエナ劇場など中世の大建造物も多く残ります。15、16世紀には治水やインフラなどの改修工事が行われ、著名な建築家や画家が多く活躍し、ルネサンス都市として名をとどろかせました。マントヴァから30km離れたサッビオネータは、16世紀後半に建設された碁盤目状の街並みがルネサンス期の都市計画、建築学や美術を今に伝える都市です。碁盤の目状の街路、防御壁、公共スペース、モニュメントの役割などにルネサンスのモダンで機能的な精神が息づいており、ヨーロッパ内外の都市計画と建築に影響を与えました。

アクセス
日本から直行または経由便でミラノへ。ミラノ中央駅からマントヴァへ列車で約2時間。そこからサッビオネータへはバスや車で。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
アクセス
日本から直行または経由便でミラノへ。ミラノ中央駅からマントヴァへ列車で約2時間。そこからサッビオネータへはバスや車で。
執筆協力者PROFILE
文化遺産や美術工芸を自身のテーマに関西や北陸、四国で長年取材・執筆。アンコールやマヤなど海外の遺跡取材や、「世界遺産ポンペイの壁画展」などの展覧会運営にも携わった。国内唯一の点字新聞でデスクを担った経験から、世界遺産のアクセシビリティーにも関心を持つ。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す