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金や象牙の輸出で莫大な富がもたらされる
ジンバブエとボツワナに接する南アフリカの北端には、南部アフリカ最古の王国とされるマプングブエの遺跡があります。シャシェ川とリンポポ川の合流地に広がるサバンナの景観に、宮殿や集落、古代首都の遺跡が残っています。10世紀頃に農村社会から王国へと発展したマプングブエには、東アフリカの港湾を経由するインド洋交易によって、莫大な富がもたらされました。マプングブエからは金や象牙が輸出され、インドや中国からは磁器やガラスビーズなどが輸入されたようです。
農耕の発展と交易の増加で社会の階層化が進む
マプングブエでは、農耕の発展と交易の増加によって人口も増えたことなどにより、政治・社会のあり方も変化していきました。最終的には、指導者を擁するエリートたちは丘陵の上に住み、一般の民衆とは生活空間が異なるようになるなど、社会の階層化が進んだようです。しかし、14世紀以降には、この一帯にも訪れた小氷期の影響によって、人々はマプングブエを離れていきました。やがて王国は衰退し、放棄されました。1932年、丘陵の上にある墓からは、黄金のサイや鉢などが発掘されました。これらは、かつてそこには高度な文化があって繁栄していたことを示しています。
アクセス
ヨハネスブルクからポロクワネまで国内線で約1時間。ポロクワネからマプングブエ国立公園までは車で約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
アクセス
ヨハネスブルクからポロクワネまで国内線で約1時間。ポロクワネからマプングブエ国立公園までは車で約2時間30分。
執筆協力者PROFILE
北海道出身。高校時代にAFSでタイ王国へ交換留学。その後、同志社大学へ進学し、卒業後は専門紙記者として10年働いたのち、一般メディアで編集および取材活動に従事。世界遺産検定マイスター。特に好きな分野は、一神教などの宗教・信仰関連遺産。趣味は華道。
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