about
モロッコ史における重要な歴史的都市
マラケシュはモロッコでフェズに次ぐ2番目に歴史を持つ都市です。ムラービト朝時代の1070~1072年にかけて建設され、以後長きにわたりモロッコの政治、経済、文化の中心地でした。赤土色のレンガでつくられた建物が建ち並ぶ光景はヨーロッパの詩人からも称賛されました。ムラービト朝以降の王朝においてもマラケシュは重要な拠点として発展しました。首都がマラケシュから移された後も数多くの歴史的建築物が建設され今も現存しています。
モロッコの歴代王朝との関わり
マラケシュはムラービト朝によって首都として建設されました。ムラービト朝は西サハラからイベリア半島南部という広大な地域を占領していたため、マラケシュはこれらの地域をつなぐ交通の要所でもありました。ムラービト朝を滅ぼしたムワッヒド朝もムラービト王朝同様にマラケシュを首都と定めました。ムワッヒド朝を滅ぼしたマーリン朝やその後のサアド朝はマラケシュを首都とはしませんでしたが、サアド朝時代にはマラケシュにエル・バディ宮殿や、ベン・ユースフ・マドラサ、サアド朝の墳墓群が造営されました。
マラケシュの街のシンボル:ジャマ・エル・フナ広場
ジャマ・エル・フナ広場は11世紀の建設以降、マラケシュの文化交流や地元住民と他地域との交流の重要な拠点となっています。広場では商業活動や娯楽が展開され、医療サービスや水くみ、占いなどのサービスのほか、食品も売買されています。広場では語り部や詩人、蛇使いや音楽家等のパフォーマンスも行われています。このジャマ・エル・フナ広場での文化交流や活動などは「ジャマ・エル・フナの文化的空間」としてUNESCOの無形文化遺産にも登録されています。
アクセス
マラケシュ・メナラ空港から市内中心部まで約3km。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
Properties
クトゥビーヤ・モスク
Koutoubia mosque
エル・バディ宮殿
El Badi Palace
サアド朝の墳墓群
Saadian Tombs
バヒア宮殿
Bahia Palace
メナラ庭園
Menara Garden
アクセス
マラケシュ・メナラ空港から市内中心部まで約3km。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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