about
古代からの人々の暮らしを伝える洞窟住居群
「サッシ」とはイタリア語で岩を意味するサッソ(sasso)の複数形で、ここマテーラにおいては洞窟住居を指します。イタリア南部バジリカータ州のマテーラには深いグラヴィーナ渓谷があり、その石灰岩層に約3,300の洞窟と150以上の岩窟教会が残されています。洞窟住居は約7,000年前から造られ始め、その後屋根等を拡張して居住スペースを広げたものも多く造られるようになりました。しかし、20世紀になって人口が急増し、住環境や衛生状態が悪化したため、1950年代に住民1万5,000人が郊外に強制的に移住させられ、無人の廃墟となってしまいました。近年は世界遺産登録を契機に観光客が増加し、洞窟の5分の1ほどが再利用されているということです。ここには旧石器時代の遺跡もあり、古代からの人々の生活の様相と文化を伝える歴史的価値が高く評価されています。
東方からきた修道士たちがつくった岩窟教会
ここには8世紀ごろより、東方のイスラム勢力に追われたキリスト教の修道士たちが住みつくようになり、洞窟を利用した岩窟教会も多く造られました。「サンタ・マリア・デ・イドリス教会」や「サンタ・マリア・デッラ・コロンバ教会」などが有名で、岩窟教会は150以上もあります。13世紀に建造された石造の「マテーラ大聖堂」もあります。
アクセス
最寄りの空港はプーリア州のバーリ空港。そこから鉄道や観光タクシーを利用するのが一般的。鉄道なら約2時間、車なら1時間強。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
アクセス
最寄りの空港はプーリア州のバーリ空港。そこから鉄道や観光タクシーを利用するのが一般的。鉄道なら約2時間、車なら1時間強。
執筆協力者PROFILE
早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。
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