about
南部アフリカで最も高密度の岩絵芸術の集積地
ジンバブエ南西部に位置するマトボの丘群は、ジンバブエの大部分を覆う花崗岩の楯状地で、丘の海のような独特の地形が広がっています。ここには天然の岩窟(ロック・シェルター)がいくつもあり、岩窟内には素晴らしい岩絵のコレクションが残されています。これらの岩絵が描かれたのは少なくとも1万3,000年前に遡り、アフリカ南部において最も集中的に残された岩絵群のひとつとなっています。岩絵からは芸術様式の変遷や信仰を読み取ることができ、石器時代の狩猟採集社会が農耕社会へと移り変わる過程を伝えています。

10万年近くに及ぶ人類と環境のほぼ途切れない関わり
マトボの丘群の一帯では、少なくとも50万年にわたり人類が居住してきたと考えられています。発見された石器時代や鉄器時代の遺物・遺構や豊かな岩絵群は、人類と環境がほぼ途切れることなく関わってきたことを示しています。マトボが単なる自然景観ではなく、人類の生活、信仰、文化の形成と密接に結びついた場であったことを明らかにしています。この地域の伝統的な信仰では、マトボはムワリ(神)や祖先の聖霊が宿る場所とみなされています。丘陵地帯には聖地が点在し、霊界と接触できる場所として今も利用されています。これらの聖地に関連する生きた伝統は、地元の伝統的、社会的、経済的活動と密接に結びついており、無形の文化的伝統としても存続しています。
アクセス
ジンバブエ第2の都市のブラワヨからタクシーで40分〜1時間ほど。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
ジンバブエ第2の都市のブラワヨからタクシーで40分〜1時間ほど。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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