メイマンドの文化的景観
現存する400ほどの洞窟住居のうち、現在約100ほどが使われているという

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : イラン・イスラム共和国 所在地 : Kermān Province, Shahr-e Bābak Township 分類 : 文化遺産 登録年 : 2015年 登録基準 : (v) 遺産の面積 : 49.5385㎢ バッファ・ゾーン : 70.2465㎢ 座標 : N30 10 5 E55 22 32

about

家畜だけでなく人が移動する独自の方式

イラン中央山脈の南端の小さな南向きの谷あいには、古くから自給自足の半農半牧の生活をしている人々がいます。かれらの牧畜は家畜だけでなく人も移動する独自の方式(移牧)で、1年に渓谷内の3,4カ所に移住します。冬季は山を下りて渓谷沿いの洞窟住居で暮らし、春になると秋まで山岳の牧草地で家畜を飼育しながらいくつかの仮設集落を移動します。春から秋までの住居にも特徴があり、春は石積み草葺き屋根の半地下住居(マルハネ)、または木の枝の屋根の円形石積み住居(マシュクダン)で、夏から初秋にかけての酷暑期には河川近くに藁葺きなどの簡易構造の住居に住みます。夏の集落の近くには段々畑もあり麦やブドウの栽培も行っています。この伝統的な移牧の形態がずっと守られてきましたが、近年若年人口の流出等でその継承に対する懸念が生じています。

アクセス

州都ケルマーンから車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

所在地 : Kermān Province, Shahr-e Bābak Township
分類 : 文化遺産
登録年 : 2015年
登録基準 : (v)
遺産の面積 : 49.5385㎢
バッファ・ゾーン : 70.2465㎢
座標 :N30 10 5 E55 22 32

アクセス

州都ケルマーンから車で約3時間。

執筆協力者PROFILE

大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。