about
インド航路開拓に貢献した要塞都市
カサブランカ南西90kmに位置するアル・ジャジーダ市の一部であるマサガンは、16世紀初頭に大西洋沿岸の要塞植民地として建設されました。マサガンとはベルベル語で「たてがみをもつ女性」という意味ですが、19世紀にスルタンであったアブルドゥ・ラフマンによって「新しい」という意味の「アル・ジャジーダ」と名づけられました。ポルトガル占領時、マサガンはインドへの航路上に位置する、西アフリカにおけるポルトガル人探検家たちの重要な拠点として機能しました。
街を一望できる要塞
マサガンの要塞はルネサンス期における軍事施設の初期の例として位置づけられています。塀と傾斜した城壁をもつマサガンの要塞は、ポルトガルの技術と銃器の到来によりもたらされた、ルネサンス時代の新しい建築概念を体現しています。見張り台として機能した要塞からは、黄土色の壁と入り組んだ狭い路地が織りなす旧市街と大西洋の美しいパノラマを眺めることができます。
神秘的な地下貯水槽
マサガンで現存するポルトガル建築の1つである地下貯水槽は非常に神秘的な空間を生み出しています。地下貯水槽は後期ゴシック建築とマヌエル様式で建てられています。この地下貯水槽は1951年にオーソン・ウェルズが映画『オセロ』の撮影で使用されたことでも有名です。美しいアーチ型の天井が連なる貯水槽の空間はマサガンの歴史を想起させるとともに、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
アクセス
カサブランカから鉄道で1時間半、またはバスで2時間。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
アクセス
カサブランカから鉄道で1時間半、またはバスで2時間。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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