about
ビザンチン・ロマネスク様式の頂点
デチャニ修道院はセルビア王ステファン・デチャンスキのために建てられ、彼の霊廟にもなっています。この修道院には、1329年に献堂されたバルカン半島最大の規模を誇る主聖堂があり、同時代の他の様式とは異なるロマネスク様式の外観となっています。他の構成資産でも、特徴的な4つのドーム型教会を有するペーチ総主教区修道院やビザンチン様式とロマネスク様式が融合したリェヴィシャの聖母教会のフレスコ画など、独特の様式を持つビザンチン・ロマネスク教会文化の最高潮を反映しています。
拡大登録と危機遺産登録
2004年に登録されたデチャニ修道院に、ペーチ総主教区修道院、グラチャニツァ修道院、リェヴィシャの聖母教会の3件を拡大して2006年からコソボの中世建造物群として登録されている遺産です。合わせてこの地域における政情不安に起因する管理と保全の困難さから危機遺産にも掲載されています。コソボ共和国は2008年にセルビアからの独立を宣言し、日本は同年3月に国家承認をしています。すでに100ヵ国以上の国家がコソボを国家として承認していますが、一部の国の反対もあって未だ国際連合への加盟は果たされておらず、世界遺産としての登録もその保有国はセルビア共和国とされています。
アクセス
コソボの首都、プリシュティナから車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
コソボの首都、プリシュティナから車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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