about
イスラム様式とヨーロッパ様式が融合した美しい都市
ミクナースの旧市街はムラービト朝の軍事拠点として築かれ、その後アラウィー朝のムーレイ・イスマーイール(在位:1672~1727年)の治世にアラウィー朝の首都に制定されました。ムーレイ・イスマーイールは、ミクナースをスペイン・ムーア様式の壮麗な帝都として発展させ、約50年間にわたり宮殿、モスク、庭園、カスバなどを建設しました。ムーレイ・イスマーイールは「モロッコのルイ14世」と呼ばれたほか、フランスの保護領時代には、ミクナースは「モロッコのヴェルサイユ」や「小さなパリ」といった愛称をもち、その美しさで知られていました。
17世紀の北アフリカの都市構造を伝える
ミクナースは、17世紀の北アフリカの首都として、都市構造・建築構造ともに極めて完成度が高いと評価されています。都市は高さ15mに達する城壁で囲われており、モザイクや精緻なアラベスクで装飾された巨大な門が9つ建設されました。ムーレイ・イスマーイールの治世下で建設が始まり、息子のムーレイ・アブダッラーが完成させたマンスール門はとりわけ美しいとされています。都市の内部には、ムラービト朝に時代を遡る建造物が残り、数多くのモスクやマドラサなどの宗教建築、17世紀に建設された宮殿や広大な穀物倉庫が存在します。
アクセス
カサブランカ、フェズ、ラバトからミクナース行きの電車を利用。近くにヴォルビリスの考古遺跡がある。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
アクセス
カサブランカ、フェズ、ラバトからミクナース行きの電車を利用。近くにヴォルビリスの考古遺跡がある。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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