メテオラ全体の修道院を統轄
メガロ・メテオロン修道院は、正式名称を「メタモルフォシス修道院」と言い、メテオラ最大かつ最古の修道院です。14世紀末、修道士アタナシオスが、聖山アトスから移り住んでこの修道院を築きました。1490年からはメテオラ全体の修道院を統轄したため、メガロ・メテオロン(大メテオロン)とも呼ばれたのです。この修道院はプラティ・リソス(「幅広の岩」の意味)という奇岩の上に立ち、その高さはメテオラの修道院の中で最も高い610mです。今でも修道士たちがこの修道院で修行をしています。
主聖堂に残る美麗なフレスコ画の数々
修道院内にある主聖堂(カトリコン)は16世紀中頃に建てられたものであり、十二角形の円蓋が設けられ、内部には修道士たちによるクレタ様式のフレスコ画や、14世紀のイコンが残っています。特にフレスコ画として有名なものが、へこんだ壁面にある「聖母マリアとキリスト」です。その画風は、まるで宙に浮いているかのように見えるものであり、見る人を魅了します。また、拝廊にはアタナシオスと、第二の創設者とされるイオアサフの墓も設けられています。なお、修道院内の庭には菜園も存在し、修道士たちは自給自足に近い生活を送っています。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。