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インド亜大陸で最も古い計画された都市遺跡
モヘンジョ・ダーロの都市遺跡は、紀元前3千年紀初頭にまで遡れる都市遺跡で、焼成レンガによって建てられた都市は、大きく東西二つのエリアに分かれています。東側の市街地地区は碁盤目状の街路が広がっているだけでなく、高度に整備された下水道網までも設置されていることから高度に計画された都市であったことが見て取れます。西側の城塞地区の丘の上には2世紀頃に仏教徒によって建造されたストゥーパ(仏塔)が残されています。それ以外にも公衆浴場や学校、穀物倉庫なども配置されています。
約1,000年にもわたる繁栄ののち衰退し放棄された都市
紀元前2500年頃から栄え、紀元前2300~前2000年頃に最盛期を迎え、人口約3万人が暮らしたと推定されるモヘンジョ・ダーロですが、紀元前1500年を境に急激に衰退し、放棄されました。一説には洪水やインダス川の流路変化などが原因とされていますが、断定には至っていません。1922年の遺跡発見以降で発掘が進んでいるのは全体の約3分の1ほどとされていますが、インダス川の地下水位の上昇による塩害や風化などによってレンガの崩壊が進みつつあり、保護・保全上の危機にも直面しています。
アクセス
ジンナー国際空港(カラチ)から最寄りのラルカナまで鉄道で約10時間、ラルカナからモヘンジョ・ダーロまで車で約40分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
アクセス
ジンナー国際空港(カラチ)から最寄りのラルカナまで鉄道で約10時間、ラルカナからモヘンジョ・ダーロまで車で約40分。
執筆協力者PROFILE
2017年世界遺産検定1級合格。2018年世界遺産検定マイスター合格。2020年世界遺産アカデミー認定講師登録。福井県唯一の世界遺産アカデミー認定講師として、県内の公民館等での生涯学習講座講師として活動中。世界遺産プランニングチームpassword・『みんなで勉強会』リーダー。
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