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ロシアの歴史の中心、モスクワの歴史
モスクワの歴史は、1,100年代にユーリー・ドルゴルーキーが木造の要塞を建設したところから始まったとされています。これが後のクレムリンになりますが、モスクワの街はこの要塞を中心に発展していきました。 1480年にイヴァン3世が「タタールのくびき」と呼ばれるモンゴルの支配からの脱却を果たし、城壁が強化され、城塞内にはウスペンスキー聖堂などの大聖堂が建てられることとなりました。城壁内部の中心であるサボールナヤ広場には聖堂が立ち並び、聖遺物、中世のフレスコ画、イコン、高価な写本など様々な芸術品が残されています。 15世紀末に築かれたファセット宮殿は、国家行事や祝賀行事、外国大使を迎えるために建設されました。他にも金色のドームが印象的で、荘厳かつ煌びやかなブラゴヴェシチェンシスキー聖堂などがあります。モスクワはロシア革命後の1918年から、ロシアの首都として発展していくこととなります。
赤の広場と建造物群
城壁の外に広がる中心地となったのが「赤の広場」です。15世紀末にクレムリンの城壁の外側に、交易のための広場として設けられたのが始まりです。ここには、玉ねぎ型の屋根が特徴的なロシア正教の聖ワシリイ大聖堂や、レーニンの遺体が安置されているレーニン廟、歴代大公やツァーリの棺が安置されているアルハンゲリスキー聖堂や、1508年に建造された八角形のイヴァン大帝の鐘楼(高さ81m)などが築かれています。18世紀末には、マドウェイ・カサコフによって大火の後に再建された武器庫を中心にクレムリンの建築群が拡大しました。19世紀にニコライ1世のもとで大クレムリン宮殿や武器庫が整備されますが、大クレムリン宮殿はコンスタンチン・トーンによって、クレムリンに古くからある建物を組み合わせた皇族の住居として建設されました。
アクセス
モスクワの中心部にあり地下鉄などでアクセス可能。なお、2025年10月時点で外務省よりロシア連邦全域に渡航中止勧告が出ている。
執筆協力者PROFILE
保育士の資格を取得後、2005年より児童関係の仕事に就く。仕事をしながら社会福祉士の資格を取得し、興味を持っていた世界遺産検定にも挑戦。世界遺産検定1級を複数回合格。現在は仕事と並行しながら保育や世界遺産を中心としたブログも執筆している。
アクセス
モスクワの中心部にあり地下鉄などでアクセス可能。なお、2025年10月時点で外務省よりロシア連邦全域に渡航中止勧告が出ている。
執筆協力者PROFILE
保育士の資格を取得後、2005年より児童関係の仕事に就く。仕事をしながら社会福祉士の資格を取得し、興味を持っていた世界遺産検定にも挑戦。世界遺産検定1級を複数回合格。現在は仕事と並行しながら保育や世界遺産を中心としたブログも執筆している。
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