about
道教及び仏教の聖地
中国東部の安徽省にある「黄山」は、標高1,800m級の蓮花峰、光明頂、天都峰の 3つの峰を中心とした69の峰からなる山岳地帯です。名勝として知られ、一帯には2つの湖、3つの滝、24の渓谷が点在しています。古くは「黟山(いさん)」と呼ばれていましたが、中国の伝説上の王である黄帝がこの地で仙人になったという伝説にちなんで、唐の玄宗が黄山と改名されました。以来、道教及び仏教の聖地として崇められ、数世紀にわたって多くの寺院が建てられました。16世紀以降、詩人や画家たちが黄山を題材に優れた作品を残し、中国の芸術・文化史においても重要な山となっています。
「天下の名景は黄山に集まる」
「天下の名景は黄山に集まる」と古今の文人たちから称賛される黄山の景色を特徴づけているのは、「黄山四絶」と呼ばれる奇松、怪石、雲海、温泉です。奇松とは 標高800m以上の高地で見られる固有種の黄山松のことで、樹齢100年を超えるものが約1万株もあり、それらは、特異な形をしていることから「送客松」や「迎客松」 など、その形にちなんだユニークな名前がつけられています。また、この一帯では1,650種を超える植物のほか、コウノトリなどの希少種の生息も確認されていて、自然遺産としての価値も非常に高いことから、複合遺産として登録されています。
アクセス
黄山北駅からバスで約50分。
執筆協力者PROFILE
																	大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。
アクセス
黄山北駅からバスで約50分。
執筆協力者PROFILE
															大阪府出身。大学卒業後電気機器メーカーに入社、2015年退職。在職時代世界遺産に興味を持ち、2010年世界遺産検定マイスター資格取得、以降世界遺産アカデミー認定講師として、大学、自治体、カルチャー教室等で世界遺産講座や世界遺産検定対策講座など多数実施中。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す