ナンダ・デヴィ国立公園と花の谷国立公園
花の谷。険しいナンダ・デヴィ山の景観と調和し、風景の美しさも評価されている

遺産DATA

地域 : 西・南アジア 保有国 : インド 所在地 : State of Uttaranchal 分類 : 自然遺産 登録年 : 1988年 範囲拡大年 : 2005年 登録基準 : (vii) (x) 遺産の面積 : 712.1㎢ バッファ・ゾーン : 5,148.57㎢ 座標 : N30 43 0.012 E79 40 0

about

女神ナンダの住む聖地で学術調査以外入山禁止

インド北部の西ヒマラヤの高地にあるナンダ・デヴィ国立公園はインド第二の高峰ナンダ・デヴィ山(7,817m)をいただき、ヒンドゥー教の女神ナンダの住む聖地として豊かな自然が広がる地域です。ここには絶滅危惧種のユキヒョウやジャコウジカなどが生息しており、環境保護のため1983年からは学術調査以外の入山は禁止されています。険しい山岳地形のナンダ・デヴィ国立公園と対照的に、花の谷国立公園の標高3,500mあたりの雪解け水に恵まれた谷には、穏やかな地形に美しい高山植物の花畑が広がり、600種以上の植物が生息しています。

ナンダ・デヴィ山
標高7,817mのナンダ・デヴィ山。カンチェンジュンガに次ぐインド第2の高峰(ⒸLay Naik/Unsplash)

アクセス

最寄りの町ジョシーマスまたはガバインド・ガットは、国内線またはバスか車で、そこから花の谷国立公園へはトレッキング可能。ナンダ・デヴィ山は現在入山不可。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。

遺産DATA

保有国 : インド
所在地 : State of Uttaranchal
分類 : 自然遺産
登録年 : 1988年
範囲拡大年 : 2005年
登録基準 : (vii) (x)
遺産の面積 : 712.1㎢
バッファ・ゾーン : 5,148.57㎢
座標 :N30 43 0.012 E79 40 0

アクセス

最寄りの町ジョシーマスまたはガバインド・ガットは、国内線またはバスか車で、そこから花の谷国立公園へはトレッキング可能。ナンダ・デヴィ山は現在入山不可。

執筆協力者PROFILE

細谷 正文
細谷 正文
大東文化大学・フェリス女学院大学講師/NPO法人世界遺産アカデミー認定講師

早稲田大学卒業。損害保険会社勤務の傍ら世界遺産を勉強し、退職後いくつかの大学にて関連講座を担当。現在は大学講師と趣味の音楽(クラシック歌手)の二刀流。