古都奈良の文化財
世界最大級の木造建築物である東大寺の大仏殿

遺産DATA

地域 : 東・東南アジア 保有国 : 日本国 所在地 : 奈良県奈良市 分類 : 文化遺産 登録年 : 1998年 登録基準 : (ii) (iii) (iv) (vi) 遺産の面積 : 6.17㎢ バッファ・ゾーン : 19.625㎢ 座標 : N34 40 32 E135 50 22

about

奈良時代の首都「平城京」の中心地

奈良の地には、唐の長安などをモデルとして、710年に平城京が建設され、784年まで日本の首都として栄えました。その間、仏教が国家の宗教として位置づけられ、一貫した仏教興隆政策のもとで多くの寺院や神社が建立されました。また、日本と中国、朝鮮との間における密接な文化的交流の歴史も示しています。中国や韓国では同年代の木造建築の大部分が失われていることからも、これら建造物群の世界史的な価値が極めて高いとされています。

奈良時代の制度と思想を今に残す寺社建築

世界遺産には、寺院などの他に春日山原始林を含む計8件が登録されました。各寺院、神社は、宗教の影響力の下で律令制が日本全国に定着していき、寺院や神社の力が社会的、政治的に大きくなっていった様子を伝えています。これらの建造物群は、奈良時代の日本の寺院建築様式をよく留めています。また、奈良時代の宗教は、仏教と神道が融合した独自の形態を持っており、東大寺の大仏や春日大社の神殿などは、仏教と神道の共存を象徴しています。春日山原始林は神道の聖地として、自然と宗教が深く結びついています。

アクセス

近鉄奈良駅かJR奈良駅を拠点にバス等で移動。奈良公園エリアは徒歩で巡ることも可能。

執筆協力者PROFILE

たまやん
たまやん
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。

遺産DATA

保有国 : 日本国
所在地 : 奈良県奈良市
分類 : 文化遺産
登録年 : 1998年
登録基準 : (ii) (iii) (iv) (vi)
遺産の面積 : 6.17㎢
バッファ・ゾーン : 19.625㎢
座標 :N34 40 32 E135 50 22

アクセス

近鉄奈良駅かJR奈良駅を拠点にバス等で移動。奈良公園エリアは徒歩で巡ることも可能。

執筆協力者PROFILE

たまやん
たまやん
NPO法人世界遺産アカデミー認定講師/世界遺産検定マイスター

福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。