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古代都市と植民都市の2つの異なる文化遺産
メキシコ南部のオアハカ州に位置する「オアハカの歴史地区とモンテ・アルバンの考古遺跡」はモンテ・アルバンの考古遺跡とオアハカ・デ・フアレス(オアハカ)の歴史地区の異なる2つの文化遺産で構成されます。モンテ・アルバン考古遺跡はサポテカ文明の中心都市として繁栄したオアハカ渓谷における重要な考古遺跡です。一方でオアハカは16世紀のスペイン植民地時代の植民都市や都市計画の好例となった歴史都市です。
メキシコ最古級の古代都市モンテ・アルバン
モンテ・アルバン考古遺跡はオルメカ人、サポテカ人、ミステカ人など様々な民族が入れ替わりで居住した古代都市です。サポテカ文明の中心拠点として栄え、紀元前500年から紀元後850年頃まで栄えました。その後、遺跡は放棄されましたが理由は分かっていません。遺跡内には大広場や、球戯場、神殿や墓地などが残されています。メキシコ国内でも最古級の古代都市の一つで、都市にはトウモロコシやマメ、カボチャなどの貢ぎ物が納められていたとされています。またサポテカ文字の石碑や美しいレリーフが残っているのも特徴です。

ヌエバ・エスパーニャの重要拠点となったオアハカ・デ・フアレス(オアハカ)
オアハカの地域にはもともと先住民が居住していましたが、1519年にスペイン人が到来しました。同じ頃スペイン人と一部の先住民との間で同盟関係が築かれはじめ、スペイン人がオアハカ地域に定住し始めるとヌエバ・エスパーニャの重要な拠点として、発展しました。スペイン植民地時代はアンテケラ市(ビジャ・デ・アンテケラ)と命名されていましたが、先住民で初めてメキシコの大統領に選出されたベニート・フアレスが政治活動を行った最初の都市であったため1872年にオアハカ・デ・フアレスに改名されました。街は碁盤の目状に設計されており、一部の建物にはメキシコで産出されるカンテラ石が使用されているのが特徴です。また地震が多い地域のため建物の壁が厚く、低いのも特徴です。
アクセス
オアハカ国際空港からオアハカの歴史地区まで車で約30分。モンテ・アルバンの考古遺跡まではオアハカの歴史地区から車で約30分。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
アクセス
オアハカ国際空港からオアハカの歴史地区まで車で約30分。モンテ・アルバンの考古遺跡まではオアハカの歴史地区から車で約30分。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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