構成資産DATA
宗像三女神の一柱である田心姫神を祀る
沖ノ島は島そのものがご神体です。それゆえ島には厳しい禁忌があり、それが現在に至るまで厳格に守られてきました。現在は宗像大社の神職1人が約10日交代で島に常駐し、毎朝社殿で神事を行います。その社殿には、宗像三女神のうちの一柱である田心姫神が祀られています。沖ノ島からは考古学的調査により、約8万点もの奉献品が出土しています。古代以降も年に数回の神事が行われており、17世紀半ばまでに、古代祭祀の場であった巨岩群の間に沖津宮の社殿が築かれました。なお、現在の沖津宮社殿は1932年に再建されたものです。沖ノ島に対する自然崇拝から宗像三女神に対する信仰が生まれ、宗像地域の信仰として現代まで受け継がれてきました。本遺産群は、こうした信仰の発展の過程を確かな物証によって理解できる点で、世界でも他に例を見ない貴重な存在です。また、沖ノ島の南東約1㎞にある小屋島、御門柱、天狗岩の三つの岩礁は、沖津宮の境内の一部を構成しています。これらは沖ノ島に上陸する際の天然の鳥居の役割を果たしており、船で岩礁の間を通って沖ノ島に上陸します。
執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。
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執筆協力者PROFILE
國學院大学文学部史学科卒。東海大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。文学修士。NPO法人世界遺産アカデミー認定講師。世界遺産検定マイスター。歴史能力検定1級。世界史、世界遺産、ビッグヒストリーに関するさまざまな書籍の執筆・翻訳・監修を手掛けてきた。