about
市民がプロイセンの攻撃から守った街の誇り
チェコ東部の北モラヴィア地方のオロモウツ旧市街、ホルニー広場にそびえ立つ聖三位一体記念柱は、中央ヨーロッパを代表する宗教的記念碑のひとつです。18世紀初め、この地方を襲ったペストの終息に対して記念柱を建てることを考えたオロモウツ市民は、当時すでにあった別の記念柱よりも素晴らしいものを作りたいと考えました。そこで1714年、建築家ヴァーツラフ・レンダーと弟子たちが、高さ約35mの聖三位一体記念柱の建築を始めました。レンダーの死後も建築が続けられ、1754年の完成を祝う献堂式には女帝マリア・テレジアが臨席しています。この記念柱はオロモウツ市民の大きな誇りとなり、プロイセン軍に街が包囲された時には、市民が敵方の将軍に聖三位一体記念柱を撃たないよう直談判に行くほどでした。将軍はその訴えを聞き入れて記念柱は破壊されずに残り、現在もその美しい姿を見ることができるのです。
ゆったりとした街に調和する荘厳な記念柱
聖三位一体記念柱は、オロモウツ・バロックと呼ばれるこの地方独特の建築様式が見られ、荘厳なたたずまいを見せています。記念柱を飾っている彫刻は、モラヴィア出身の芸術家オンドジェイ・ツァーネルによるもので、キリスト教で考えられている天国の3つの階層を象徴しています。下の部分には聖人と美徳を示す人物の彫刻や使徒のレリーフで飾られ、その上には聖母マリア被昇天の彫刻が、そして最上部には金箔が貼られた「聖三位一体(トリニティ)像」が置かれています。この記念柱はとても大きいため、内部には小さな礼拝堂も作られています。
アクセス
首都プラハからオロモウツまで電車で約2時間、オロモウツ駅からバスと徒歩で約10分。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
アクセス
首都プラハからオロモウツまで電車で約2時間、オロモウツ駅からバスと徒歩で約10分。
執筆協力者PROFILE
兵庫県出身。中学3年生の夏休みの台湾ひとり旅をきっかけに、旅行先の歴史・景色・料理など、世界を知る魅力のとりこになる。「世界遺産を学習して見て感動して」をモットーに活動。全国通訳案内士の資格も有し、日本の魅力も発信している。
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