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ナイジェリア南部に残る最後の高地原生林
オソボ市の郊外にあるオスン聖林の密林は、ナイジェリア南部に残された高地原生林の最後の名残の一つです。この聖林をオスン川が蛇行しながら流れており、この景観全体が豊穣の女神オスンというヨルバ族の神々の一人の住処と見なされています。この聖林は、あらゆる集落の外側には聖なる森が広がっているというヨルバ族の世界観が普及していた証であり、ヨルバ文化における最後の聖林となっています。
ヨルバの宇宙観を表現する彫刻と芸術作品の宝庫
この聖林の森の聖域内には5ヵ所の聖域が設けられ、オスンに敬意を表して建立された神聖な樹木や石、泥、鉄などを使用して作られたオブジェのような祭壇が全部で50カ所も発見されています。森林の敷地内には、オーストラリアの芸術家スーザン・ヴェンゲルらが40年かけて制作したという、神々に捧げる彫刻やオブジェもあります。これらは人々とヨルバ族の神々との繋がりを強化する目的で制作されました。この聖林は、ヨルバ族の占いや宇宙論の体系を具体的に表現したものであり、さらに現代の彫刻まで有している点が、他の聖林とは一線を画すユニークな存在となっています。
ヨルバ民族全体のアイデンティティと精神的な伝統
この聖林は、現在ではヨルバ系住民のアイデンティティの象徴として見なされており、ヨルバ族の信仰において神聖な場所としての価値が評価されています。毎日、毎週、毎月の礼拝が行われる活発な宗教的な場所であり、さらに女神と町の人々との間に神秘的な絆を再構築するための年次の祭礼が毎年7月と8月に12日間にわたって行われます。この祭礼は、ヨルバ族の生きた文化的伝統を支えています。また、聖林は400種以上の植物種を含む天然の生薬薬局としての側面も持っています。
アクセス
首都のラゴスから車で4〜5時間かけオソボへ。オソボ中心部からはタクシーで約10分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
アクセス
首都のラゴスから車で4〜5時間かけオソボへ。オソボ中心部からはタクシーで約10分。
執筆協力者PROFILE
福島県出身。世界遺産や絶景、離島などを求め、国内に留まらず70カ国以上を旅するほどの旅好き。普段は上場企業の会社員として働きながらトラベルライターや小笠原諸島のアンバサダーなど、世界遺産や旅を軸に多岐にわたり活動を行っている。
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