about
チワワ砂漠地帯の文化や歴史を代表する遺跡
『パキメの遺跡』はメキシコ北部チワワ州に位置する遺跡で、8世紀から15世紀に発展し、14世紀から15世紀に最盛期を迎えました。ここはアメリカ合衆国の南西部とメキシコ北部のプエブロ文化と、発達したメソアメリカ文明との間の交易と文化交流において重要な役割を果たしてきました。遺跡は広大で発掘調査は一部しか行われていません。ここは発達した水利技術やアドベ(日干しレンガ)技術などの土木技術を有していました。遺跡には木製の枠組みにアドベを流し込んで固めた柱が残っており、現在のセメントを打つ技法に似た技術を既に有していたことが分かっています。
コンゴウインコの家と交易
パキメでは、一部の商工業者がコンゴウインコの飼育に専念していました。その証拠にパキメには「コンゴウインコの家」と呼ばれる遺構が発見されています。「コンゴウインコの家」には、コンゴウインコを飼育していた箱や設備が残っています。この地域では北方の人々やメキシコ西部の文化との交易が盛んに行われており、南部からコンゴウインコ、北部からトルコ石や銅製品、太平洋沿岸で取引される品々が交換されていました。
パキメの発展にも貢献した水利技術
パキメはアドベ技術だけでなく水利技術も発達していました。パキメでは1200年頃に灌漑農業の発展により富が得られるようになると、建築様式も発展し、倉庫や工房、寺院なども建設されるようになりました。また貯水槽や、水をろ過して配水するシステムも備えており、発達した水利技術によって、生活の質も非常に高かったと言われています。この地を訪れたあるスペイン人は「ローマ人によって築かれたようだ」と、その高度な技術を称賛したと記録されています。
アクセス
チワワ市から有料高速道路を利用。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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チワワ市から有料高速道路を利用。
執筆協力者PROFILE
筑波大学人文・文化学群人文学類在学。2021年度「世界遺産✕SDGsチャレンジ!」小論文部門、2022年度「世界遺産✕SDGs教員養成プログラム」で最優秀賞。現在は中央アジアを中心とする無形文化遺産の保護や活用について関心がある。
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