about
アレクサンドロス大王の後継者の部下が建てた国
トルコ西部、エーゲ海地域の丘の上に位置するペルガモンのアクロポリス遺跡は、紀元前3~前2世紀に栄えたアッタロス朝(ペルガモン王国)の首都の都市遺跡です。この都市を築いたのはアッタロス朝の創始者であるフィレタイロス。彼は、アレクサンドロス大王の死後、後継者の一人であるリュシマコスに仕えていましたが、リュシマコスが殺されてからはこの地の統治者となりました。ここには記念碑的な聖堂群や劇場、教育機関、図書館などの遺構が、大規模な市壁に囲まれた傾斜地に残ります。紀元前133年になると、ローマに組み込まれますが、それ以降も文化都市として栄えました、やがてビザンツ帝国やオスマン帝国の時代では教会やモスクも建造されたため、この地には様々な時代の遺構が残っています。
羊皮紙の語源となった都市
アッタロス朝の時期の図書館は、かのアレクサンドリアの図書館に並ぶほどの規模だったと言われています。蔵書の作成にはエジプトのパピルスが使用されていましたが、品不足になり、エジプトからパピルスが入ってこなくなるという事態も発生しました、そこで代替として使われたのが羊皮紙でした。この羊皮紙が英語で「parchment」と言うのですが、これはペルガモンが語源と言われています。なお、この地に置かれていたゼウスの大祭壇の遺物の大部分は、ドイツのベルリンにある「ペルガモン博物館」で現在でも保管されています。「ペルガモン博物館」と言いながらも、ドイツにあるのが何とも言えませんね。
アクセス
イスタンブルからイズミルまで飛行機で約1時間10分。イズミルからベルガマ(ペルガモンの現在の名)まで車で約2時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
イスタンブルからイズミルまで飛行機で約1時間10分。イズミルからベルガマ(ペルガモンの現在の名)まで車で約2時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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