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世界最大規模の海洋保護地域
太平洋中部、オーストラリアとハワイの間に位置する『フェニックス諸島保護地域』は、キリバス初の世界遺産であり、ほぼ手つかずの自然が残っています。保護地域の大きさは約40万8,000㎢であり、これは日本の面積を凌ぎます。フェニックス諸島の海底は平均の深さが約4,500m、最大深度は6,000mを越えます。また、海底には活火山ではない14の海底火山があり、多くの深海生物が生息しています。200種近いサンゴ類、約500種の魚類、18種の海生哺乳類、44種の鳥類など、およそ800種の動物相を見ることができ、人里離れた場所でたくさんの生物が逞しく生息していることが窺えます。
世界最大の貝、オオシャコガイ
フェニックス諸島唯一の有人島であるカントン島と、無人島のオロナ島では、世界でも類を見ないほど多くのオオシャコガイが生息しています。オオシャコガイはサンゴ礁の浅瀬に生息し、体長は約1m、重量は200kgを超えるものもあります。かつてはオロナ島にも人間が住んでいましたが、オロナ島の住民たちはオオシャコガイを食用として採取していました。オオシャコガイがたくさん見られるということはサンゴ礁が豊富であり、それはすなわち非常に綺麗な海であるということでもあります。この海は抜群の水中透明度を誇っており、万華鏡のような自然の海洋景観と言われるほどです。このように類まれな景観を有する保護地域ですが、地球温暖化による海面上昇の影響を受けやすい海域でもあり、今後の景観破壊が懸念されています。
アクセス
首都タラワから、チャーター船によるツアーに参加するのがよい。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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首都タラワから、チャーター船によるツアーに参加するのがよい。
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世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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