about
石が築いた仏教の聖域
タイ東北部コラート高原にあるプー・プラバートは、7〜11世紀にかけて、ドヴァーラヴァティー時代の仏教文化の中心地となりました。仏教では儀式の場を示す境界として「セーマ石」が立てられますが、プー・プラバートには当時のまま残るセーマ石が世界で最も多く確認されています。仏典に記された配置形式がすべて揃い、様式の変化も追えることから、この地域の仏教発展を示す重要な資料となっています。また、長い年月をかけてセーマ石が点在する景観が形成され、僧侶たちの修行や儀礼の場として機能してきました。
奇岩と壁画が語る、信仰のはじまりの地
この地は、氷河の動きや風雨によって形成された奇岩群が広がる神秘的な景観を持つ場所です。約2,000年前の先史時代、この岩陰で暮らした人々は、手形や人、動物、幾何学模様などを描きました。このような岩絵は、自然の中に宿る力への祈りを示すものであり、この地が古くから信仰の対象だったことを物語ります。時代を経ても人々はこの岩山を聖なる場所として崇め続け、やがて仏教の到来とともに、その信仰は新たな形へと受け継がれていきました。
アクセス
ウドーンターニーからプー・プラバート歴史公園まで車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
アクセス
ウドーンターニーからプー・プラバート歴史公園まで車で約1時間半。
執筆協力者PROFILE
世界遺産をテーマに、文化・歴史・自然の魅力を多角的に伝えるPodcast番組を展開。遺産の価値に加え、現代に通じる暮らしの哲学や自然共生の視点を取り入れた発信を行う。大学や世界遺産関連施設での講演・イベント出演のほか、2025年大阪・関西万博での登壇も経験。
Similar Heritage
特徴が似た遺産を探す