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レコンキスタの完結を記念して
スペイン東部のカタルーニャ、モンサン山脈の麓にある『ポブレの修道院』は、スペイン最大規模のシトー会修道院として有名です。シトー会とは、11世紀末にフランスで創立されたカトリックの修道会であり、清貧を旨としている修道会です。12世紀半ばにこの地域のレコンキスタ(国土回復運動)が完結すると、バルセロナ伯であったラモン・ベレンゲール4世はシトー会に土地を与え、聖母マリアに捧げる修道院を建設しました。修道院はシトー会らしく、簡素にして荘厳な建物であり、様式的にはロマネスク様式とゴシック様式が混在しています。

特異な機能を持つ修道院
この修道院には、イスラム勢力の反撃に備えた君主の居館が併設されており特徴的です。また、歴代アラゴン国王の墓所も設けられました。さらに修道院の建物は要塞としての機能も持ち、厚さ2mの壁で三重に囲まれ、一番外側の壁は総延長2㎞にも達すると言われています。このように様々な機能を有していた修道院でしたが、19世紀半ば以降、一時荒廃しました。1940年以降は修復が行われ、修道士たちがこの地に戻ってきて、現在も質素、清貧、禁欲をモットーとした厳しい修道生活が行われています。
アクセス
バルセロナから車で約2時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
アクセス
バルセロナから車で約2時間。
執筆協力者PROFILE
世界遺産検定初代マイスターの一人。地歴公民科の教諭として7年間大阪の公立高校で勤務。現在、世界遺産アカデミー認定講師として大学や私立中学で講義、授業を展開。また、自身のYouTubeチャンネル「翼の世界史チャンネル」で受験世界史の動画を配信。
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