about
特徴ある丘陵地帯で生み出されたブドウ畑の景観
コネリアーノとヴァルドッビアーデネは、イタリア北東部ヴェネト州の2つのコムーネ(自治体)で、ヴェネツィアから北へ55㎞ほど離れた丘陵地帯に位置し、プロセッコと呼ばれるブドウの品種を使用した発泡性の白ワインの産地として知られています。「ホッグバック」と呼ばれる長くて狭い尾根が見られる丘陵地や、「チリオーニ」と呼ばれる草が茂った狭い段丘を利用して、17世紀から小さな区画で仕切られたブドウ畑が作られました。そこには、傾斜に沿って垂直に交わったブドウの列が見られて、チェス盤のような独特な景観がつくり出されました。背の高いブドウを左右に並べて、トンネルのように枝を張らせる「ベルッセラ」という独特の栽培法が19世紀に開発されて、美しいブドウ畑の景観が拡がりました。点在する集落や周囲の森などと合わせた文化的景観としての価値が、世界遺産として認められています。
2地区で生産される発泡ワインだけが名乗れる「プロセッコ」
コネリアーノとヴァルドッビアーデネでつくられる発泡ワインは「プロセッコ」呼ばれ、フランスの「シャンパン」やスペインの「カヴァ」と並び3大発泡ワインと称されています。「プロセッコ」と言う名称は、EU(欧州連合)の原産地名称保護制度で保護されており、これらの2地区のプロセッコ品種のみで生産されたワインにだけが使用できるブランドで、「D.O.C.G.」と呼ばれるイタリアワインの最上級の格付けが与えられています。瓶内で二次発酵させるフランスのシャンパーニュと異なり、プロセッコでは大樽やタンク内で二次発酵させることで、フレッシュでフルーティーな香りとなることが評価されています。
アクセス
ヴェネツィアから北へ、車で1時間の距離。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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ヴェネツィアから北へ、車で1時間の距離。
執筆協力者PROFILE
米国総合化学会社の日本法人にて海外人事部門などで40年間勤務した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科世界文化遺産学専攻の博士課程を修了。博士(世界遺産学)。日本造園学会会員。日本シルク学会会員。元大東文化大学国際関係学部非常勤講師。
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